こんばんは、kyocoです。
うだるような暑さが通り過ぎ、すっかり涼しくなりました。
大好きな秋がやって来ます。
今日は灯り屋のタップによく繋がっている高崎のブリュワリー、
シンキチ醸造所さんのお話を。
シンキチの前身?ザブンが、去る6月Instagramに載せていた閉店のお知らせの文章を読みまして、その言葉の数々がずっと心に残っています。私がオーナーの堀澤さんについて知っている事はとても少なくて。(日本酒と中島みゆきが好き、とかその位)
ただ、黒と白とか、明・暗などと対照的なものを並べたとして、そのどちらとも言えない、どちらでもある様な雰囲気をいつも醸し出していらっしゃる、私にとっては不思議な人だったんです。この文章に触れた時、少しだけですが「不思議さ」が紐解けた気がして何度も読みました。ますます好きになっちゃいました。
(リンクを貼っておくのでシンキチさんのお酒を飲まれた事がある方はぜひ読んでみてください)
https://www.instagram.com/p/CeUicBQvUGx/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
2016年頃、まだクラフトビールという単語があまり浸透していなかった高崎の町で、麦酒を造り始めた第一人者として知られる堀澤さん。
現在はシンキチ醸造所という名前で、若松町にある長屋を店舗として営業されています。
今回は、堀澤さんと働くスタッフさんにもお話を聞いてみたい!という個人的な興味から、ほぼアポなしで(失礼)6周年を迎えたばかりのシンキチ醸造所にお邪魔して来ました。
ーザブンからシンキチへー
お客様の層や、お店の内容など変わったことはありますか?と質問をした所
お料理が減ってお酒のメニューが増えた。とのことでしたが、興味深かったのは同じお客様、つまり同じ人がザブンとシンキチでいらっしゃる時のキャラクターが違う。という話。笑
なるほど、確かにそうかも!
なんでしょう、私の場合はシンキチはよりカジュアルにざっくばらんに。ザブンは心していただく雰囲気?(みなさんはどうですか?)
おそらくカウンターチェアの高さやお店の色味、席の配置など様々な要素があると考えますが、醸造所というファクトリー感ある場所の小さな一角で飲んでいるぞ、の意識が高まり、肩肘張らない雰囲気がとってもいいですよね。海沿いでいう、ごった返した卸市場の中の定食屋さんみたいな。
店長Bさんも「シンキチはお客様が緊張してない。」と言っていました。
ーシンキチで働くこと、ここにしかないものー
今のスタッフさんは元々堀澤さんのお店のお客さん。そんな2人がお店側に飛び込んだわけですから、理由や今のお仕事についてどう感じているのか聞いてみました。
ふたりの答えは違うようでいて、大意は同じ。
「好きだから。旨いから。」
Bさんは昔から炭酸の飲み物が苦手で、
普段はワインや日本酒を好んで飲んでいたんだそう。
「でも堀澤さんのビールは「味」が美味しいから。」とお話してくれました。
日本でこれまで一般的だったいわゆるラガービールは喉で飲むお酒。
ビールの感想を述べる時、1番の有名ワードが「のどごし」です。
対してシンキチのビールは口で飲むもので、(ワインや日本酒の娯しみ方と同様に)味そのものや香りを口腔内で味わうんだそう。
私もビール苦手でした。灯り屋でソングバードさんのビールを瓶でいただくまでは。
(ソングバードさん、現在灯り屋タップに繋がってます)
ナチュールの白ワインみたい!と思ったのがきっかけでこの類のビールが大好きになりました。
シンキチさんにお邪魔しているここ数回は「梅」一辺倒。いい香りとやはり強すぎない炭酸、梅の酸味のバランスがー!全然うまく言えないけどもう大好き。
今日飲んでおかないと今日の味にはもう出会えない。同じ名前の商品も少しずつ発酵の進みなどで変化するとのことなので、儚さも魅力のひとつなのかもしれません。
さて次回のブログもシンキチパート2です。
ビール苦手意識ある方って案外多いと思うのですが、そんな方にこそシンキチを体験していただきたい!もちろん灯り屋にもその悩みを解決できるかもしれないお酒があります。お気軽に聞いてくださいね。
○シンキチの常連さんや堀澤さんファンの方へ
お酒初心者の私が主観100%でつらつらと記しておりますが
ご感想や、あんたちょいと間違ってるよ。などご指摘もぜひ教えていただけたら嬉しいですし、SNSの何かでコメントでもぜひお待ちしています。
kyoco
シンキチ醸造所
公式instagram
https://instagram.com/shinkichibrewery?igshid=YmMyMTA2M2Y=