2023年10月16日月曜日

割烹着ご紹介

投稿が随分お久しぶりになってしまいました。

ご無沙汰しております、kyocoです。


今日は、灯り屋でスタッフが着用している割烹着についてです。


特にカフェご利用の方によく「これいいですね。どこのですか?」と聞かれるので、

いつかご紹介したいと思っていました。


割烹着は日本発祥のエプロンで、その始まりは1902(明治35年)に遡るそうです。


お料理学校の様な所で、女性が和装でも調理しやすいようにと考案されたものと言われています。調べてみると、大正時代はフリフリのレースがついて可愛らしいデザイン、昭和の戦時中になると装飾は一切削ぎ落とされたシンプルなもの、戦後はまた戦前の様なフリル系に戻ります。幅広で、着物の上から着衣でき、袂がおさまる程の太い袖が特徴です。


とても機能的で実用性が高いことから、この令和においても園児のスモックや小学生の給食当番着など、割烹着の形を受け継いでいるものが存在します。


灯り屋でも、店主のうさ子さんが元々割烹着を好んで身につけ仕事していました。

エプロンは洋服の袖が調理台について汚れてしまうけれど、割烹着だとお袖もギュッと一緒に捲れるから便利なのよと教えてくれました。


そこで、被服が得意な友人にお願いし、灯り屋オリジナルの割烹着を一からデザインしてもらうことにしました。


こだわったのは、洗濯に耐えられる強い素材と仕事内容に合った機能性、そして私服の上に着用しても馴染む可愛さ!(ここ重要)




















スタッフそれぞれ、ポケットの形や位置、ひとつずつ調整し、さらに手拭いが引っ掛けられるネジネジした紐!

これがまぁ便利なのです!




















性別問わず着れるように少し大きめサイズも。



















もうだいぶ馴染んでいい風合いになってきたので、お店でスタッフが着用してる様子を是非ご覧いただければと思います。


(忙しい中制作してくれたつじさんありがとう!君は天才だ!)



寒さが日に日に増してきて大好きな秋が年々短くなっている気がして寂しいです。

移り変わりはあっという間なので、今日の天気を楽しみ、美味しいものを食べて心地よく過ごしたいですね。


灯り屋にも旬を見つけにお立ち寄りいただけますと嬉しいです。


kyoco


2022年11月2日水曜日

ヘルパーさんご紹介

 


こんばんは。kyocoです。


朝晩が冷え込む季節になりました。


皆さまもう冬用のお布団や暖房器具は出しましたか?

私は寒さを我慢してぎりぎりまでお布団を出さないでいるタイプなのですが(なんですかそのタイプ。)

先日その謎の意地っ張りに負けてお布団やヒーターを出し、ぬくぬくで過ごしております。

もっと早く出せばよかった。って毎年言ってる。


実は夏にも同様の事をしてしまうのですが、私の様にギリギリまでクーラー付けないよという方いらっしゃいますか?

突然始まる自分との我慢大会開催!って具合です。

大会に負けてクーラーを付けた時の極楽さったら、、!



あ!これってビール飲める状況になるまで少し前からお水やお茶を飲むの我慢する人の感覚と一緒?(多分違う)




さて今日はですね、

灯り屋のお手伝いをしてくれている方を紹介したいと思います。



まず私も以前までは全く知らなかったのですが、

皆さんはゲストハウスにおける「フリーアコモデーション」をご存じでしょうか?


数時間ゲストハウスのお仕事をお手伝いしてもらう代わりに、食事や宿泊を無料で提供するというもので、灯り屋でも過去何名か受け入れています。


ということで、現在の方をご紹介します!


ゆうと です。


ゆうと君は奈良県出身で今は都内在住。


主に週末だけ高崎に来て、灯り屋でヘルパーをしています。数時間の仕事の後、灯り屋の「本日のごはん」を食べたり、他のお店を開拓しに行っているそうです。


そんなゆうと君に灯り屋で働いてみての感想を伺いました。


『灯り屋の2階のゲストハウスには日本各地から旅人さんがやってきます。

1階のカフェには常連さんが多くいらっしゃるんですが、旅人さんもカフェで夕食なりコーヒーなりを飲みながら交流している場面が度々あります。灯り屋さんは地元の人と旅人が交差する空間になっていて、本当に素敵だと思います。』



そうですね〜。地元の方が率先してお泊りの方にオススメのお店や道案内などしてくださっているのは灯り屋あるあるの光景ですね!時には一緒に飲みに行ったりも!

高崎の人は基本的に人懐こくてサービス精神が旺盛な方が多い気がします。




『旅人にとってこのゲストハウスが、高崎や群馬にするりと入っていけるための玄関になれたらなと思います。そのためには、僕自身が街のことをよく情報収集しておかないといけないので、機会を見つけて高崎の街をウロウロするようにしています。

この前は、高崎の大学を卒業されたあと、数年ぶりに高崎に来たというお客さんがいらっしゃいました。中銀通りの「オリオン座」が最近改装されてカフェになったんですよ、と教えてあげたら、知らなかったとびっくりされて喜んでいただけました。』


ニッチな情報もキャッチしていてすごい!

「街をうろうろする」も素晴らしいですね。

SNSに上がる情報を検索して写真を見るだけでは感じ取ることの出来ないもの。

周辺の風景や空気感、匂い、季節によって天気によって人の気分によってお店の感じ方は様々。

自分の主観を持った上でお客様にお話が出来るのも「うろうろ」のおかげですね!



大変な事として、

『ヘルパーなので、当然灯り屋さんの雰囲気は大事にすべきだと思っています。僕は素だと関西弁がたまに出るんですが、必要な場面以外では出し過ぎないように気を付けていたりします。おしゃれな雰囲気の灯り屋さんのカウンターで、ヘルパーの僕が関西弁を話していると何か合わない気がするんです。勝手な思い込みでしょうか。笑


とのことですが、関西弁めっちゃいいやん。笑

関西の方って言葉尻が強いと気にされてる方多い気がするのですが

これはそういうことかしら?

私は関西弁、逆に柔らかく感じます。群馬弁の方がよっぽど強い気がする、、。




彼は将来ゲストハウスの様に、旅人とその街をつなぐ空間をデザインしたい。

そんな思いがあるそうで、今はヘルパーとして修行中なんだとか。



夢に向かうエネルギーを高崎の地でたくさん吸い込んでもらいたい!

応援しています!


kyoco

2022年10月3日月曜日

昼酒季節。


 







こんばんは、kyocoです。

すっかり秋の空になりました。

うろこ雲やひつじ雲などを目撃するとつい立ち止まってしばらく見上げてしまいます。


運動会も終わり、今年も残すところ2ヶ月あまり。

信じられません。毎年言っている気がしますが信じられませんね。



さてさて今日は灯り屋のタップによく繋がっている高崎のブリュワリー、シンキチ醸造所さんのお話の続きを。


シンキチ醸造所

公式instagram

https://instagram.com/shinkichibrewery?igshid=YmMyMTA2M2Y=



-昼飲みの可能性-


店長Bさんによりますと、「昼飲み」文化を高崎でもっと広めたいとのこと。

ご存知の方も多いと思いますがシンキチでは土日の営業時間が12:00-19:00

昼飲み態勢でお迎えしているんですね!


Bさん自身が昼飲み推し。

それで始めたといういたってシンプルな理由だそうですが、今では近所のお店に連鎖して界隈では昼から梯子酒が出来るようです。


車社会の高崎では一見難しそうですが、視点を変えてたまにはお散歩がてらや普段使わない電車やバスに乗ってみるのも景色が変わって新鮮かもしれません。


私は最近もっぱらラジオっ子なので、ラジオでも聴きながら公共交通機関を利用して飲みに出るなんていう休日を過ごしてみたいなぁ...!と妄想してます。


梯子して灯り屋までぜひ辿りついてくださいね。^ ^




灯り屋は2軒目3軒目のご利用が多いように思いますが16:00からやっているのでスタート地点としてのポテンシャルもありです。


ちゃっかり宣伝モード入ってしまいましたが。



高崎の街の中、最近また面白そうな個人店が増えてきました。


自分の住む町が面白い、美味しいお店で溢れ、市外・県外・国外からの方に素敵なお店があり過ぎておすすめするの困っちゃう。

そんな町になったら嬉しいなぁ。


お外がベストな季節ですので、ぜひ昼飲みに出掛けましょう♪


kyoco

2022年9月5日月曜日

秋の訪れとシンキチ醸造所

 


こんばんは、kyocoです。

うだるような暑さが通り過ぎ、すっかり涼しくなりました。

大好きな秋がやって来ます。



今日は灯り屋のタップによく繋がっている高崎のブリュワリー、

シンキチ醸造所さんのお話を。


シンキチの前身?ザブンが、去る6Instagramに載せていた閉店のお知らせの文章を読みまして、その言葉の数々がずっと心に残っています。私がオーナーの堀澤さんについて知っている事はとても少なくて。(日本酒と中島みゆきが好き、とかその位)

ただ、黒と白とか、明・暗などと対照的なものを並べたとして、そのどちらとも言えない、どちらでもある様な雰囲気をいつも醸し出していらっしゃる、私にとっては不思議な人だったんです。この文章に触れた時、少しだけですが「不思議さ」が紐解けた気がして何度も読みました。ますます好きになっちゃいました。

(リンクを貼っておくのでシンキチさんのお酒を飲まれた事がある方はぜひ読んでみてください)

https://www.instagram.com/p/CeUicBQvUGx/?igshid=YmMyMTA2M2Y=




2016年頃、まだクラフトビールという単語があまり浸透していなかった高崎の町で、麦酒を造り始めた第一人者として知られる堀澤さん。

現在はシンキチ醸造所という名前で、若松町にある長屋を店舗として営業されています。



今回は、堀澤さんと働くスタッフさんにもお話を聞いてみたい!という個人的な興味から、ほぼアポなしで(失礼)6周年を迎えたばかりのシンキチ醸造所にお邪魔して来ました。



ーザブンからシンキチへー


お客様の層や、お店の内容など変わったことはありますか?と質問をした所

お料理が減ってお酒のメニューが増えた。とのことでしたが、興味深かったのは同じお客様、つまり同じ人がザブンとシンキチでいらっしゃる時のキャラクターが違う。という話。笑

なるほど、確かにそうかも!

なんでしょう、私の場合はシンキチはよりカジュアルにざっくばらんに。ザブンは心していただく雰囲気?(みなさんはどうですか?)



おそらくカウンターチェアの高さやお店の色味、席の配置など様々な要素があると考えますが、醸造所というファクトリー感ある場所の小さな一角で飲んでいるぞ、の意識が高まり、肩肘張らない雰囲気がとってもいいですよね。海沿いでいう、ごった返した卸市場の中の定食屋さんみたいな。

店長Bさんも「シンキチはお客様が緊張してない。」と言っていました。




ーシンキチで働くこと、ここにしかないものー


今のスタッフさんは元々堀澤さんのお店のお客さん。そんな2人がお店側に飛び込んだわけですから、理由や今のお仕事についてどう感じているのか聞いてみました。

ふたりの答えは違うようでいて、大意は同じ。


「好きだから。旨いから。」


Bさんは昔から炭酸の飲み物が苦手で、

普段はワインや日本酒を好んで飲んでいたんだそう。

「でも堀澤さんのビールは「味」が美味しいから。」とお話してくれました。

日本でこれまで一般的だったいわゆるラガービールは喉で飲むお酒。

ビールの感想を述べる時、1番の有名ワードが「のどごし」です。

対してシンキチのビールは口で飲むもので、(ワインや日本酒の娯しみ方と同様に)味そのものや香りを口腔内で味わうんだそう。


私もビール苦手でした。灯り屋でソングバードさんのビールを瓶でいただくまでは。

(ソングバードさん、現在灯り屋タップに繋がってます)

ナチュールの白ワインみたい!と思ったのがきっかけでこの類のビールが大好きになりました。

シンキチさんにお邪魔しているここ数回は「梅」一辺倒。いい香りとやはり強すぎない炭酸、梅の酸味のバランスがー!全然うまく言えないけどもう大好き。


今日飲んでおかないと今日の味にはもう出会えない。同じ名前の商品も少しずつ発酵の進みなどで変化するとのことなので、儚さも魅力のひとつなのかもしれません。



さて次回のブログもシンキチパート2です。


ビール苦手意識ある方って案外多いと思うのですが、そんな方にこそシンキチを体験していただきたい!もちろん灯り屋にもその悩みを解決できるかもしれないお酒があります。お気軽に聞いてくださいね。



シンキチの常連さんや堀澤さんファンの方へ

お酒初心者の私が主観100%でつらつらと記しておりますが

ご感想や、あんたちょいと間違ってるよ。などご指摘もぜひ教えていただけたら嬉しいですし、SNSの何かでコメントでもぜひお待ちしています。



kyoco



シンキチ醸造所

公式instagram

https://instagram.com/shinkichibrewery?igshid=YmMyMTA2M2Y=


 

         





















2022年8月2日火曜日

「群馬は暑い」というよくある話

こんばんは。kyocoです。

7月最終日にupするつもりが瞬きをしていたら8月になっていました。笑



7月もうだるような暑さでしたね、、皆さま体調大丈夫でしょうか?



灯り屋は貸切パーティで元スタッフの結婚のお祝いをしたり













富岡のパン屋スリジェさんの出店では、ひょうたん山の焼きそばを挟んだ焼きそばパンの販売













久々のおでかけ灯り屋で西荻に出張出店したりと、目白押しでした♪



ただいま自家製の瓶詰めが充実しています。

ソーダで割ってシュワシュワ美味しいですよ。

桃、プラム、梅など季節の果実を漬けてます🍑夏のドリンク、是非お試しください!






みんなどう過ごしているんだろう。

私、夏が苦手なんですよね、、暑いとご飯するのも億劫で

冷やし中華、そうめん、冷麦をループしています、、


40度の日も結構あります。

「日本で1番暑い県でお馴染みグンマー」が定着しそう。


東京の方は最新の日陰が出来る日傘を差して歩いているみたいだけど

高崎であまり見ないですよね?欲しいです。

暑いというか、日差しが肌に突き刺さってくる体感、正確には「痛い」ので、日陰になってくれる傘、いいなぁ・・!!



私が京都に住んでいた頃は、帰省すると

「京都は盆地で暑いって言うよねえ?暑い?」とよく聞かれました。その度、「いやいやココ(群馬)の方が暑いから!」と言っていました笑


群馬に住んだらもう日本中どこでも住めます。


そういえば40℃の猛暑日に、思わずインドの気温調べたんです。

インドは36℃でした。絶句しました。


群馬に住んだらもう世界中どこでも住めるかも。(いや、ドバイとか50℃超えるとか聞きますゆえ、そんな事はない)



ただ少し山の方に行けば快適な場所は近場にあります。


榛名湖のある榛名山、坂を登る道中少しずつ気温が下がるのを実感することができます。榛名湖はボートに乗ったりロープウェイがあったり、地味だけど好きです。おすすめ。(みんな知ってるか。)



ではこんなところで8月もなんとか生きていきます!!!


kyoco







2022年6月30日木曜日

店主うさ子、松葉杖生活になる。の巻






こんばんは。kyocoです!



さて6月最終日です。




6月を振り返ってみるとタイトルはひとつしか浮かばない。

「店主うさ子、松葉杖生活になる。の巻」

これに決まりです。


今はだいぶ回復していますが店主突然の怪我。やっかい目な捻挫に見舞われました。


捻挫1日目から3日間は部屋から一歩も出られなかったとか。

その後も店の目の前の自販機まで行けず、ご近所のお店の方に

「一生のお願いです。そこの自販機でお茶を一本買ってきてください」

と頼んだ事もあったとか。


私は頻繁にお店に行っている訳ではないので松葉杖生活をしている事を知ったのも1週間以上経ってからでした。


営業中はカウンターの中で椅子に座りながら移動は杖。灯り屋の収納棚は上にも下にもあるので、通常でも背伸びをしてもやっと届く上段に位置するお酒の瓶を取ること、しゃがんでオーブンを開けること、不可能だったんではないかと想像します。バイトのスタッフがいるとはいえ、8時間の営業時間、片足に体重をかけて立っているだけで恐ろしい、、どうやって仕事してたのか、、


飲食店を営むという事は身体が商売道具なんだなと目の当たりにした気がしました。

指先を少し切ってしまっただけでも仕事が滞るのに。


本人に直撃しました。

「怪我をしてさぞかし仕事も生活も制限がかかり、大変だったことと思いますが、この期間で得たものや新しく気がついた事などありましたか?」


----驚きの答えが返ってきました。


「おばあちゃんになっても店出来るなって思った」


強いです、強すぎます、、!




怪我の期間中助けていただいた多くの方にお礼申し上げます。お陰様でなんとかやっていけていますと申しておりました。


店の外に一歩出るのも大冒険だったので、おでかけ灯り屋も残念ながら6月いっぱいお休みになってしまいましたが7月はただいま相談中。再開のお知らせは改めて。

どうぞよろしくお願いします。


6月後半に突然梅雨が明けてしまい、今のところ40度越えの日が3連続?していて、

え?え?えーー?とパニック状態の群馬県高崎市からお届けしました。


皆さん、どうか体調にお気をつけて

7月も元気でお会いできますように!



kyoco